リフトオフ試験
既設アンカーの有効緊張力(残存緊張力)を確認する試験です。
法面やアンカー機能の安定解析をするにはきわめて有効ですが、既設アンカーの状態や作業状況によりジャッキやテンドンの飛び出し等の危険を伴う試験です。
測定には人が近づかなくていいように、変位計を使用しデータロガーからパソコン画面にて荷重と変位の状況をモニターしながら試験を行います。
試験状況
当社のジャッキやポンプ等の加圧機械や測定機器はすべて人力にて可搬できます。
クレーンや発電機を用意する必要はありません。
測定機器の概要
変位計はジャッキ頭部変位と反力沈下を0.01mmの精度にて計測します。
圧力計はポンプの吐出圧力を荷重換算してkN表示にて管理します。
リフトオフ試験データシートの例
下図のようなPCのモニターを見ながら試験を行います。試験中はリフトオフ荷重や直線勾配を常時監視することができます。